You are here:  / 神戸を観る / 願いが叶う椅子?北野異人館街

願いが叶う椅子?北野異人館街

踏み入れただけでまるで別世界

kaza_008
「北野異人館街」は神戸の有名な観光地として知られている広い敷地を持った施設です。所在地は神戸市北野町山本通が正式名称なのですが、別名「異人館通り」とも言われており初めて神戸を訪れる人にとってもそちらの名称の方が探しやすくなっています。

アクセスにはJR線の新神戸駅がもっとも便利ですが、他にも三宮駅や元町駅など複数の駅からも徒歩やバスを使って訪れることができます。

ただ自動車での来園は近隣の道路が狭く敷地内に大きな駐車場もないことから、観光バスなどきちんと駐車スペースが確保されているもの以外はできるだけ利用をしないほうがよいようです。

異人館街は一つの町並みと遊歩道からできており、敷地の中には20余りもある展示館が存在しています。

町並みを歩きながらそうした雰囲気を楽しむというのが一般的なルートになっています。

それぞれの建物の中にはそれぞれの見どころもあるので、ぜひ出かける前にはどういった特徴があるのかをガイドブックなどで確認をするようにしてみてください。

また歴史的建造物だけではなく、神戸の海が見える景色を雰囲気のある建造物に囲まれながら見ることが出来る絶景ポイントといったところもあるので、街全体が一つの観光名所といった考えで行った方がより楽しむことが出来ます。

オススメの建物と見どころ

北野異人館として存在している建物の幾つかの見どころを紹介していきます。

まず必ず行ってみてもらいたいというのが「山手八番館」という新神戸駅から近いところにある洋館です。

この洋館が建てられたのは大正時代のことで、サンセン氏の自宅として建築をされたものと伝えられています。

洋館ではあるものの大変に個性的な外装をしており、他の観光名所などで見かけることができる歴史建造物とはひと味違ったデザインになっています。

建物の中もまた非常に個性が強く、日本でもお馴染みの個展芸術家であるロダンやブールデル、ベルナール、レンブランドといった作家の作品があちこちに置かれています。

しかしなんといっても見どころは「サタンの椅子」と言われる館内にある椅子で、これに座ると願いがかなうというふうに言われています。

ちなみにこの「サタン」は「悪魔」ではなく農耕の神(サターン)のことを言うのだそうです。

椅子は室内に左右2つ置かれており、男性用と女性用となっています。

座る椅子を間違えると願掛けの意味がないそうなので、もし椅子を目当てに出かけるのなら絶対に間違えないようにしておきたいですね。

他にも「うろこの家」と言われる、六角形のうろこ状に見える石を組み合わせて外壁を作った珍しい古城風建物や、有名なレンガ造りの家である「風見鶏の家」なども異人館通りに行くなら絶対に見ておきたいポイントですね。

神戸北野には他にも観光名所がたくさん

異人館街がある北野地域には、洋風建築物だけでなく気軽に立ち寄ることができるお店もたくさんあります。

神戸市内で数多く見かけることができるベーカリーショップやおしゃれなカフェといった軽食をとることができるお店もあるので、回るときには休憩をしながら時間をかけるというのもおすすめです。

また北野といえば平清盛由来の「北野天満宮」があるのもここで、参拝のために訪れる人も多く見られています。

北野天満宮は学問の神様である菅原道真を祀った神社となっているため、学業成就をお願いするのも忘れないようにしましょう。