You are here:  / 神戸のご当地グルメ / 有馬温泉周辺食べ歩きグルメ

有馬温泉周辺食べ歩きグルメ

日本三古湯の一つ「有馬温泉」の楽しみ方

「有馬温泉」は神戸市の北部にある古くからの温泉街ですが、実はその歴史は大変古く「日本三古湯」として愛媛県松山市の「道後温泉」と和歌山県白浜町の「白浜温泉」とともに並べられるものとなっています。

中でも有馬温泉は日本の歴史を記した文書の記録によると畿内最古の歴史があるとされており、日本書紀にも有馬温泉に関しての記述があります。

地理的に豊かな山脈の間にひっそりと存在している秘湯という雰囲気で、他の観光地ナイズされすぎた大きな温泉地とは全く違った風情ある雰囲気が周囲には漂っています。

有馬温泉の醍醐味はそうした四季折々の自然風景であり、特に夏場から秋口にかけての風景は豊かな緑と紅葉の景色が美しいとされています。

温泉の成分は含鉄強食塩泉であり、ここ数年で大注目をされている体を温めることができる炭酸泉も多く湧いてきています。

そんな名湯の有馬温泉の周辺には、老舗の飲食店や旅館など数多くのお店が営業をしています。

初めて有馬温泉を訪れるならそうした老舗の雰囲気を堪能しながら食べ歩きもできるグルメを探してみるのがおすすめです。

名物和菓子をお風呂あがりに

温泉に入ったあとにはたくさんの汗をかくので甘いものが無性に食べたくなってしまうものです。

そんなときに多く選ばれているのが「きんせん堂」の「金泉焼」です。

きんせん堂は有馬温泉街にある小さな和菓子屋さんなのですが、この「金泉焼」は最近に販売されてから人気を一気にたかめた新名物となっています。

見た目はシンプルなおまんじゅうなのですが、生地にもち米を使用した粘りのある風味と表面にしょうゆを塗って焼いたという香ばしさが絶妙と評判になっています。

ほどよい甘さというところも今風の味付けで、おみやげにもその場で食べるのにもおすすめです。

老舗の和菓子屋としては明治末期から営業をしている「三ッ森本舗」の「炭酸せんべい」が有名です。

この「炭酸せんべい」は有馬温泉の炭酸泉からヒントを得たお菓子で、昔ながらの手法にこだわり今もバターや卵、添加物を一切使用しないという素朴なつくりを続けています。

おせんべいは工場ではなくお店で手作りをしているということも特徴で、時間によってはできたてほやほやのおせんべいを食べることができる可能性があります。

なおこの「炭酸せんべい」は他にも「有馬せんべい本舗」なども作っていますので食べ比べをするということもできます。

お菓子以外にも手軽なスナックはたくさん

温泉街で目立つのは和菓子屋さんとおみやげ屋さんですが、他にも手軽に食べられるスナック系の食品を出すお店はいくつかあります。

おすすめなのが「竹中肉店」の「有馬コロッケ」で、これは創業80年を超えるお店で作るなつかしい味のコロッケとして評判です。

お店の外観はまるで老舗の和菓子屋のような堂々としたものなのですが、中ではちゃんとコロッケやメンチカツなどの肉類を取り扱ってくれています。

また周辺にはカフェなどの軽食店も多いので、そうしたところに入ってみるというのも楽しいと思います。